山頭火

山頭火の酒の句

酔うてこほろぎと寝てゐたよ
酔へなくなつたみじめさはこほろぎがなく
酒をたべてゐる山は枯れてゐる
食べる物はあつて酔ふ物もあつて雑草の雨
よい宿でどちらも山で前は酒屋で
酔ざめの風のかなしく吹きぬける
雪ふれば酒買へば酒もあがつた
酔うて闇夜の蟇踏むまいぞ
春はたまたま客のある日の酒がある
蝉しぐれの、飲むな飲むなと熊蝉さけぶ
おもひでがそれからそれへ酒のこぼれて
今日も事なし凩に酒量るのみ
燕初めて見し夕凪や酒座に侍す
酒樽洗ふ夕明り鵙がけたゝまし
風がはたはた窓うつに覚めて酒恋し
独り飲みをれば夜風騒がしう家をめぐれり
たまさかに飲む酒の音さびしかり
月夜の水を猫が来て飲む私も飲まう

山頭火【山頭火】
山頭火は、本名の種田正一名義で、明治39年(25才)に山野酒造場を買い取り、大正5年まで、酒造業を営んでいた。その場所は今、金光酒造が買い取り、防府工場跡として残っている。金光酒造は、詩情の酒として、清酒山頭火を醸造している。
山頭火と中原中也ゆかりの宿 湯田温泉 西村屋

山頭火【獅子の里】
山頭火の句の木版画で知られる秋山巌は、山中温泉を訪れる度、松浦酒造との関係を深めた。純米吟醸には「酒を食べてゐる」、超辛口純米には「今日も事なし凩に酒量るのみ」の山頭火のラベルが貼られていて、人気になっている。
楽天トラベルアワードダイヤモンド賞 山中温泉 お花見久兵衛


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